新社屋の設計・施工をさせていただきました。この地区は、東北中央自動車道や主要幹線道路、山形空港、山形新幹線といった交通網が整備されており、物流の拠点として非常に利便性の高い場所です。また、田畑や豊かな自然に恵まれ、東根市も住環境の整備に力を入れていることから、今後さらなる発展が期待される地域でもあります。

建物は、応接スペース、執務スペース、ミーティングスペース、会議スペースが、それぞれ適切な容積の「箱」で構成され、外観は「箱」を整列させたようなシンプルで印象的なデザインとなっています。

一方で内部空間は、それぞれにテーマを持たせた内装が施され、廊下を設けず、空間同士が横断的につながる設計としました。従来の廊下で区切られたオフィスとは異なり、自然なコミュニケーションが生まれやすい環境を実現しています。

業務管理のための機能性だけにとどまらず、商談やミーティング、そして日常の何気ない会話からもアイデアが生まれる――そんなオフィス空間づくりを目指しました。